こんにちは。
もう7月になりました。
時間があいてしまいましたが、前回の後期研修の紹介の続きを書きたいと思います。
その前に、みなさんファシリティドッグという存在をご存知でしょうか。
セラピードッグと混同されやすいのですが、彼らは医療機関に常勤で働いている特別な訓練を受けた犬です。採血などの処置や手術室への付き添いなどをはじめ、入院中の子供たちのところに定期的に訪問して癒してくれています。
当院にはベイリーとアニーがおり、今はベイリーは引退してアニーが後任犬として頑張っています。
この2匹の存在は我々医療者にとっても大きく、共に働く仲間という意味もこめて毎年のスクラブのロゴにも使用させてもらっています。
ちなみに、右下はイラストレーター、絵本作家のヨシタケシンスケさんが当院のために無償で作成してくださっているイラストで、院内の至る所で使用されています。
当院で働いていると、こどもたちの笑顔のためにたくさんの方が支援して下さっていることに気づかされます。
まだまだ国内でもファシリティドッグを導入できている施設は少ないですが、病気と闘うこどもたちには必要不可欠な存在ですので、応援・支援よろしくお願いします。
個人的にはファシリティードッグがいることも、当院での研修を選んだ理由の1つでもあったりします。
Yahoo くじ付きネット募金も開催中のようです。
それでは、後期研修の様子の紹介の続きです。
まずは当直体制についてです。
平日は病棟当直、休日の日中は救急外来と病棟の2人体制、休日夜間は病棟当直をおこなっています。
病棟は小児科一般病床に入院している内科系の患者さん全ての有事対応+
救急外来から入院があれば対応します。
休日日中は救急外来の担当で主にかかりつけの患者さんの受診の対応です。
人数が増えてからは月に3回程度のこともありますが、平均すると月に4回ほど当直に入ります。
夜間は何事もないと朝まで寝れることもありますが、そこは運しだいです^^;
レジデント室です。
ここに1人1個机と本棚が用意されており、その日の出来事などを共有しながら切磋琢磨しています。
勉強会もたくさん開催しています。
毎週火曜日は、自分たちで上級医の先生たちにオファーして学びたい内容をレクチャーしていただいています。
専門研修にきている先生たちからのワンポイントレクチャーや、各科の権威とも言える先生たちの講義も間近で聞くことができます。
院内で開催されている勉強会も豊富で、毎週どこかで何らかの講演会などが開催されています。
次は福利厚生の話です。
宿舎は病院の敷地内にあります。
見た目は古いですが、中は最近改装されてとてもきれいです。
バストイレ別、もともとおそらく1LDKか2DKだった部屋の壁をぶち抜いてL字型の1ルーム仕様になっているのですが、とても広いです。
家賃も月2万円なのでかなり安いです。
人気なので、年によっては抽選なることもあります。
宿舎に入らない人は、東戸塚方面か、弘明寺・上大岡方面に住んでいることが多いです。家賃の相場は1DKで7-8万くらいです。
休暇は年休20日、夏休み5日間です。
毎年11月に、2泊3日でレジデント全員で旅行にいくイベントもあります。
この間は当直を上の先生たちに変わっていただけ、思いっきり羽を伸ばしています。
卒後の進路です。
直近2年の先輩方は全員当院のシニアレジデントに進まれていますが、他にも市中病院、大学入局、他のこども病院など様々な道に進まれています。
3年間の研修のなかで、自分が専門にしたい科が決まることも多く、全然考えていなかった分野が、実際に研修してみるとすごく楽しくて興味が出た!なんてこともあります。
専門研修までみすえている人は、当院での研修はかなりメリットになるかなと思います。
その他、院内では様々なイベントが開催されています。
今年は某ウイルスの蔓延によりなかなかみんなで野球観戦に行ったり、院内での大きなイベントの開催などもできませんが、今できることをやりながら、日々こどもたちのために頑張っています。
当院での研修に少しでも興味をもってくれている研修医の先生方のご連絡、見学をお待ちしています。