レジデント佐藤陽太です。
残すところあと2 日。今年も広浜食堂にお世話になりました。
皆様、どんな一年でしたか。広浜食堂社長の眼鏡が変わった。このニュースが横浜市内を駆け巡ったのもこの一年でした。
不肖佐藤が2017年最も頂いたメニュー、間違いなく担担麺です。
夏は冷やし、春、秋、冬は温かくいただきます。
病院職員でも広浜食堂未経験の方は多く、しばしばおすすめを尋ねられます。担担麺を挙げることも多いのですが、若干の逡巡もあり。
広浜担担麺の良さが伝わるだろうか。がっかりしたらどうしよう。この方の人生、ご自身の手でぐっと手繰り寄せた広浜、また遠のいてしまう。先長いKCMC生活、オアシスをこの手で奪ってしまうのではないか。
不安がよぎるのです。
初めての出会いでは伝わらないかもしれない。そう思うのには理由がありますhttp://amzn.asia/fzzGARZ。
※神奈川県立こども医療センターを応援してくださる絵本作家ヨシタケシンスケさんの絵本「りゆうがあります」。おもしろいよ！
広浜担担麺はいわば正統派日本風担担麺、澄んだ鶏がらベースのスープに芝麻醤(ゴマペーストですね)を加えラー油で炒めた肉味噌、茹でた青梗菜が乗るものです。コクを出すためピーナッツペーストも入ると考察されます。
はじめにスープを啜るとややあっさり、濃厚なコクを求めるあなたには物足りなく感じます。麺に肉味噌を絡めて食べたり、肉味噌のおかわりを依頼する食いしん坊を目撃したこともあります。
でも、違うのです。広浜食堂担担麺コクの本態は、肉味噌ではありません。丼の下に沈んでいるのです。肉味噌を絡めても本当の満足は得られないのです。そうなのです。本当に大切なものは、目に見えないのです。
星の王子様
にキツネが教えてくれた、人生の真実を広浜食堂の担担麺は教えてくれます。
今年もありがとうございました。広浜食堂は年末年始休まず営業中です。
メニュー、営業時間は変更があります。
「昔はおせち料理も出したんだけどね。あんまり売れないからさ」
社長の室生氏(仮)はそう言って笑いました。おせち料理も出していたんですか。
