レジデント佐藤陽太です。
普段食べているものを知ることが、その人間を知ることである。
稀代の食いしん坊、ブリアン・サバランの言葉です。
体の半分程度が広浜食堂でできている我々KCMC職員は、どんな人間なのでしょう。
蛋花湯、炒牛肉、蒸肉餅の3つであります(卵のスープ、牛肉炒め、豚肉蒸し)。
いずれも広東料理の定番でありながら美味しく作るのは難しい。実に気の利いた試験と言えましょう。
さて、病院食堂に限らずご飯どころについて考えるとき。現代の日本でこの3品にあたるメニューはなんでしょうか。
この3年間広浜食堂に通い、食事をする人々を観察しながらずっと考えていました。
初めて広浜食堂にいらした方は立ち居振る舞いからそれと知ることができます。
期待と不安、メニューを吟味しておられる。
初めて召し上がるメニューで多いのはカレーライス、そしてトンカツ関連であります。
密かな驚きでしたが、カツ丼カツカレートンカツ定食。この3つを注文される方は多い。
声をかけたくなります。
もしもし、失礼致します。今日のあなたに召し上がっていただきたいのはトンカツではありません。海老フライをどうぞ。ごきげんよう、怪しいものではございません。今日はカキフライがありますね。素敵なお帽子ですねお父さん。カレーも良いです、でもハヤシライスも良いですよ。外は暑いのでしょう。今日の日替わり定食Bは鯖フライのネギソースですね。鯖のお腹の付近、皮の下のあぶらは実に美味しいものですね。
よく考えました。広浜食堂を知っていただくために。病院食堂考試、2017年夏。
冷やし担々麺、チャーハンセット、そして日替わり定食(A/Bはお任せします)。
ご意見お待ちしております。教えてください、あなたの広浜食堂。