神奈川こどもレジ室

神奈川県立こども医療センターの後期研修医(ジュニアレジデント)のブログです

血液学会がありました!!

JR2年目の中村です!


先週末は山梨県甲府富士屋ホテル・常盤ホテルにて第57回日本小児血液・がん学会学術集会ならびに第13回日本小児がん看護学学術集会が開催されました。


当院のレジデントからも5名(レジデントは全部で13名です)の演題発表がありました。
① 溝部先生(山梨生まれ、山梨育ち)は「単一センターにおける髄芽腫/PNETの治療成績」
② 宮原先生は「小児の造血幹細胞移植における移植後に集中治療を必要とする患者の危険因子と予後」...
湊川先生は「急性リンパ球性白血病を合併したSimpson-Golabi-Behmel症候群の1例」
④ 柚木先生は「非血縁者間同種骨髄移植施行後に自己免疫性溶血性貧血を発症した先天性無巨核球性血小板減少症の1例」
⑤ 中村は「化学療法に伴う発熱性好中球減少症の臨床的重症例についての検討」
を発表しました。

 

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 1日目の一般口演(溝部先生)は緊張感に包まれるなか、さすが安定感のある素晴らしい発表でした。一方、2日目のポスター発表は、開催地山梨の美味しいワインとハムを片手(両手??)に終始和やかなムードでしたが、中村はガチガチに緊張してました。3日目のポスター発表(宮原先生、湊川先生、柚木先生)では2日目(ワインあり)の発表とはうってっ代わって、カチッとした雰囲気の中で活発な討論がなされました。発表を終えたレジデント達はそれぞれの課題や反省を次の機会に生かせるように精進すべし、と特設ブースに設置されたプラネタリウムの星空に誓ったのでありました


 今回の学会に関連して、当院から口演・ポスター併せて20題の演題発表があったことは特筆すべき点だと思います。2日目のポスター終了後に行われた神奈川こども病院をあげての打ち上げは、レジデント・血液内科医・外科医・病理医・看護師・薬剤師など多職種の総勢30人超参加の大宴会でした。会は大いに盛り上がり、S山先生の頭ネクタイ姿を拝むことができました。杉山先生ありがとうございました(あっ!)。
各科・各職種の垣根が低いというのは他院にはない当院の優れた点だと思います。今後も小児がん拠点病院として病院全体で盛り上げていければと思います(僕のような下っ端レジデントが言うことではないのですが)。

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 当院からレジデントが5人も発表する場を頂けたのは、ご指導してくださった先生方・御留守番をしてくださったレジデントの先生方・その他お世話になった方々のおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。
 当院は誰に対しても常にオープンです。小児医療に携わる可能性のある方(でなくてもいいけど)、是非見学にいらしてください。