神奈川こどもレジ室

神奈川県立こども医療センターの後期研修医(ジュニアレジデント)のブログです

神奈川こどもの循環器内科研修

だんだんと涼しくなり、めっきり秋らしくなりました。今日から10月、、早いですね。

今日は循環器内科の研修をご紹介したいと思います。

ジュニアレジデントはローテート2年目に1クール(10週間)、必修科として研修を行います。希望者は選択期間に研修を続けることができます。今年は外部施設からの研修生も多く、活気にあふれています。

 

多くのジュニアレジデントは、ほとんど小児循環器の知識がない状態でローテートを開始するので、不安に思う人がほとんどです。いざローテートを開始すると、専門用語で溢れていて全く分からない・・、できない・・。単語さえ聞き取れないこともままありました。でも仕事はきちんと割り当てられるので、勉強しなくちゃ、頑張ろう、、。としているうちに用語にも慣れ、段々と分かってきます。エコーやカテーテルも少しずつ、少しずつできるようになります。

当院の循環器内科での研修の特徴は、なんといっても症例の多さでしょう。特に新生児症例の多さは、高い胎児診断能力に象徴されるもののと思います。ジュニアレジデントでも、新生児症例を指導医とともに担当します。

また心臓カテーテル検査においては責任を持って、準備からエコー、カテを含む検査を試行し、検査後のデーターをまとめます。これはサブスペシャリティを持たないジュニアにとっては貴重な経験となります。私も全くカテーテルを触ったことがありませんでしたが、指導医、上級医に教わりながら、徐々に理解が進むようになりました。

 

ジュニアレジデントでもこのように、主担当医として診療にあたるため、カンファレンス等でもfeed backをきちんと受けることができる懐の深〜い科なのであります。

次クールまであと4週間。折り返し地点です。

今月末にはレジデント旅行が控えています!

どの科の先生もみんながんばりましょー!